宿泊業・飲食業

高知市

株式会社 加寿翁コーポレーション

企業NEWS

2016.6.24

魚の国高知から水産資源を守りたい

土佐料理店には魚が欠かせません。この先もずっと高知のおいしい海の幸、川の幸を召し上がっていただきたいという思いから、2008年に仁淀川流域の森を「司 鮎を育む森」と名づけ、これまで77ヘクタール以上(東京ドーム約16個分の面積)整備をしてきました。 一方、海に目を向けると日本の漁獲量は年々減り、獲れる魚のサイズも小型化しています。2013年、「一般社団法人 海の幸を未来に残す会」を立ち上げました。漁業関係者が集まれるプラットホーム作りや、広報活動が評価され、水産関連の持続可能性に貢献した団体や個人を表彰する『シーフードチャンピオン』(アメリカのNPO団体主催)より、2015年度イノベーション部門のファイナリストに選ばれました。

土佐の料理と文化を伝えたい

 土佐料理の先駆け

カツオのたたきをメインの商品に、土佐料理の先駆けとして、高知・東京・大阪で飲食店を展開しています。平成29年で創業100年を迎えますが、現在11店舗まで拡大しました。高知では「司」や「酔鯨亭」がおなじみですが、こうした飲食店を通じて、土佐の食だけではなく文化も伝えたいと思っています。店舗では土佐漆喰という耐久性に優れた建築素材を使用しており、土佐の文化をお客様にも感じていただき、後世に残していく一役が果たせていけたらと思っています。

 お魚をおいしくいただくために

現在、巻網で海底からさらうように小さい魚や貝なども全部獲ってしまうという乱獲問題が起きています。そこで社長が中心となって水産庁にかけあいながら、資源を守ろうと警鐘を鳴らすことをしています。そのこともあって弊社では、巻網漁で獲ったカツオは使用せず、一本釣りのカツオにこだわっています。

 一人ひとりが「幸」を胸に秘めながら

社員は全国に100名ほどいて、年に1回、東京と大阪から20名ほど高知に集まります。食事と高知の自然を楽しんでもらいながら「ルーツ」を感じとってもらう企画です。自然との調和や豊かな資源を次の世代に受け継いでいく、そのことを一人ひとりが胸に秘めながら、100年200年と永く続く企業づくりに取り組んでいきます。

会社概要

所在地 〒780-0822 高知市はりまや町1-2-15
代表者 竹内太一
設 立 1963年11月
資本金 3000万円
従業員数 295人
電 話 088-873-4351
HP・SNS http://kazuoh.com/

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