「みもとオリジナル」で全国展開、そして海外へ

観察力や経験がものを言う

花苗を年間１５０万ポット生産しておりますが、中でもビオラやクローバー等は「みもとオリジナル」として独自に開発しているのが特徴です。春と秋がメインで売れる時期で、種類は細かく分けると全体では500種くらいはあります。栽培の仕方は水やったり肥料をやったりと同じで、観察力や経験が技術を支えます。花苗は県内では10か所くらいの販売拠点を持っていて、大都市の花市場、大型ホームセンターへも出しています。ビオラに関しては少量ですがアメリカで毎年生産され販売しております。最近ではクローバーもヨーロッパで販売する計画をしており、これからの海外の展開は期待できます。

花はみんなが笑顔になる

もとは野菜農家で、ハウスでピーマン、メロン、生姜を作っていたのですが、平成6年頃花苗に興味を持ち、40歳の平成１６年に会社を立ち上げました。最初はどこで販売したらいいかわからず、パンジーを道路ぶちで「１個100円」と書いて空き缶を置いておいたのですが思いのほか売れ、これはすごいな、とのめりこんでいきました。実を言うと野菜は収穫し、農協に持って行くというように単調なのです。花はきれいなうえ、四季があって変化を楽しみながらでき、例えば台風で被害が出ても立て直しが効きやすい利点が大きな魅力なのです。

４つ葉のクローバーで幸せを売れたら・・・

いま、独自開発した４つ葉のクローバーで蜂蜜採取に挑戦しています。クローバー蜂蜜はすでにありますが、目指しているものは４つ葉クローバー100％の蜂蜜です。一面が４つ葉のクローバー畑を作り、アミで囲い、養蜂して採る計画です。県の観光資源になるほど採れたら面白いと夢見つつ、お菓子やスイーツなど、新しい商品の展開につなげていきたいと思っています。デザインも大事にして世界にアピールできる商品を作り、海外の販売も伸ばしていきたいと思っています。