さまざまな産業に資材と製品を提供する

開発の道へ

昭和21年、現社長の父が製紙業界の求めに応じて工業薬品を取り扱う卸商として創業しました。その後、地元の製紙不織布業界の発展とともに、繊維系の製紙原料や資材も取り扱うようになりました。さらに、現社長は建築の知識があったことから不織布を使った関西空港埋め立て用の土木資材の開発に参加することをはじめ、おしぼりやワイパー、衛生材料、包装材料などのさまざまな不織布関連の資材や商品の開発に挑戦し続けてきました。

提案や製品開発ができる面白さ

中央競馬会に自動馬券機が導入された際、マークシート読み取り機の汚れ掃除のための特殊なワイパーがほしいという要望がありました。そこでカード型クリーナーを開発すると、空港や鉄道の券売機、改札機、ETCカードフォルダーなどに需要が広がり、このニッチな分野の先駆者となりました。こうしたB to Bの仕事は、たくさんの取引先企業の能力や技術を把握でき、原料や加工についていろんな組み合わせを提案し製品開発につなげられる面白さがあり、我々の生きる道にもなっています。

国内外で果敢に挑戦し続ける

現在では、機能品や特殊な建築資材などの製品が売り上げの半分以上を占めるようになってきています。国内外に４つの子会社と７つの営業拠点を持ち、製造加工と販売の強化を進めています。弊社では物を売る前に、まず自立した自分が相手にとって役立つ人間だと認めてもらうという自らの存在意義を追求してきました。これからも、一人ひとりが自分を磨き、果敢に挑戦し続ける集団でありたいと思っています。